描画モードについて
もともとはPhotoshopにあった機能です。レイヤーモードに限らずブラシやグラデーションなどにもありますね。
「覆い焼き、焼き込み」は本来写真の現像に際してのテクニックでした。暗室の中でカメラマンが使う技です。 覆いを使って部分的に感光の度合いを変えるから覆い焼き。レンズ周辺が暗くなってしまうのを、穴を開けた紙を使って焼き込み時間を調節する技だから焼き込み。 だったハズ。
写真の勉強は学生時代にちょろっとした程度なので詳しくないです。なんか間違ってたらご指摘いただけるとありがたい。
まぁつまり、その効果をデジタル上で再現できるようになりましたよと! 乱暴にまとめておくとしまして。
スクリーンは白い光で下のオブジェクトに干渉します。白なのでRGB全てのチャンネルに干渉。白いところの明度をより高くします。
乗算はその逆で、黒い部分の明度を下げます。
オーバーレイは乗算とスクリーンを足した様な機能で、下になるオブジェクトの明度によって明るくなったり暗くなったりします。結果、コントラストを強める効果に。
各効果は当然ながら下にあるオブジェクトの色によってかなり効果がかわってきます。↑こんな感じ。
下にテクスチャがあれば尚、明度彩度に差がでて面白い効果がでます。画像は一例ですのでいろいろと試してみてくださいまし。
2010 年 6 月 2 日 at 9:43 AM
初めまして。どうやってここへ辿り着いたか今ひとつ覚えてないのですが、たぶんTwitterから辿り辿って…
(Topページも拝見してますが、描画モードにつられてここへ)
アナログ時代にグラフィックの仕事を始めて、オール独学でなんとかイラレにかじりついています。
メーカーで商品開発が本業ですが、それほど高度な内容のものは必要ないので、なかなかワザも進歩しません。
フォトショもイラレももっと「描画モード」を使いこなしたいと思うのですが、なかなか参考書でもページを割いてないのですよね。
「覆い焼き」と「焼き込み」暗室ワザの記述、合ってますよ。デザイン学校の写真の授業(もちろんフィルム時代に自分で現像&紙焼き)で卵と石炭を撮らされたのを思い出します。(何が大変って石炭の入手が大変…)
大学で写真部だったという60代後半の上司と「『覆い焼き』とか『焼き込み』とか、なんでそういう名称なのか、わからない人が多いんじゃないですかね~」と言ってました。
会社ではVer.10、自宅でVer.CS2で、少々世間からは遅れていますが、色々参考にさせていただきますね。
これからも期待しています。