Adobe MAXが今年も開催されるらしいので、へー楽しみだなーなどとのんきに構えていたら、松久さんからサンプル作りませんか?とご依頼がありました。最近話題のScodixで4C+箔+ニス盛りのゴージャス印刷です。なにそれ楽しそうv

金箔銀箔ニス盛り放題の贅沢オンデマンドマシンで金銀光沢キラキラなサンプル作成です。松久さんはちょっとでも入ってればいいんですよ、なんて気を使ったコメントをくださいましたが、カワココとしては最大限にハードのパフォーマンスを引き出したい。果たしてどうすれば最大限に効果を活かしたサンプルを作れるか、をテーマに作成しました。



ちなみに送ってもらったScodixのサンプルがコレ。(いやわかるけどなんで全部黒なの…w)これと同じでは意味がない。。

最終的に制作物がしおりになったので、手元にある適当なハガキDMを半分に折って出来上がりサイズを想定します。比率的にはちょうど掛け軸と同じ感じ。最近江戸琳派に傾倒しているカワココですので、日本画の大胆な構図や琳派の特徴である金泥、たらしこみの雰囲気をデジタルで継承したデザインにしたいなあと構想しました。




モチーフは大好きな金魚で。こないだ江戸川区金魚まつりで写真をしこたま撮ってきたので資料もばっちりです。イラストはいつもはRGBで描くんですが、今回は最初から印刷用途なのでCMYKで描いてます。




水草は可変線幅+線グラデーション。グラデーションの表現はたらしこみの雰囲気が出たかな…?と思うんですが、たぶんこれは実際のサイズだとそれほど顕著には出ないかもしれないかも。

ニスで流水紋を入れて、水中を泳ぐ金魚を表現します。




できあがったデザインがこちら。




これを4C、金箔、銀箔、ニスのレイヤーに分けたものがコレ。

背景が金箔で銀箔の縁取り。仕上がりはとんでもなく派手です。現物はAdobeMAXのセッションで配布されます。カワココの他に3名のデザイナーが参加していて、それぞれ箔ニスをいかした素敵なデザインですので、ぜひゲットしにいってくださいまし。

実際の印刷物の写真は、MAXが終了してから公開しますね。

Adobe MAX Japan 2017
2017年09月29日 | Adobe MAX Japan 2017に出演します【11/28(火) 横浜】
Adobe MAX Japanで配布のしおりを作りました。[うさこの制作手帖]