マルチビッツ主催のCS4セミナーへ行ってきました。
InDesignとIllustratorのDTPセッションのほうですけど、私は主にイラレでWebページのデザインをやってます(笑 
会場は代々木の味も素っ気もない貸し会議室なのに、開始前の待ち時間のBGMがなぜかファンキーな選曲。Misirlouとかかかってましたよw



今回のセミナーはほとんどまるちびの営業の様なものなのですけれど、DTPTransitの鷹野氏がユーザーセッションの講師をなさるということで是非とも見たいなと思っていましたのです。
実際とこユーザセッションはCS4の差分機能紹介というよりも最近のイラレのTIPS集みたいな感じでした。

新機能の目玉は複数アートボードとグラデ?
アドビセッションのほうは、新機能の中でも特に、複数アートボードのサポート、グラデーション機能の強化、塗りブラシツール あたりをピックアップして紹介していました。

グラデーション機能は操作感がFlashに近づいた感じですね。グラデパレットで角度まで設定してから適用するのになれた私には、あのインタフェイスは逆に使いづらそうです。

複数アートボードは、定規がどうなるか気になるところです。あと、重そう…。

塗りブラシは私は使わないのでいいやw パスで美しいベジェライン引いてこそイラレだと!と思うのです。 ペンタブユーザで手書きライクに使っている方には面白い機能だと思います。感圧機能もあるみたいです。

あとはいろいろと細かなチューニングがなされてました。
クリッピングマスクの外側のオブジェクトは選択できなくなった。とか、
整列時のキーオブジェクトがハイライト表示されるようになった。とか。キーオブジェクト自体はバージョン8くらいからある機能ですけど。
それと色盲者用カラーシミュレートがつきました。ユニバーサルデザインの観点からすとよいですね。サインとか、パブリックなデザインものには。

adobeの方が、グラデに不透明度の設定がついたことで写真の上にグラデーションを乗せたり「いままでできなかったこと」ができるようになりました! と、仰ってたんですが。片方黒にしてスクリーンモードにすればできるよねー。とか、楕円のグラデーションは今までできなかったのができるようにになりました!って言ってたのも先に円グラデ適用してからオブジェクトごと変形しちゃえばおっけーだよねー。とか、心で突っ込んだりしてました(笑 まぁ、楕円の縦横比率を数値指定できるのは便利ですね、確かに。

ユーザセッション
鷹野氏のセッションは前述のとおり、CS4の差分紹介というよりは、CSからこっちのココ最近のバージョンで採用されている効果やアピアランスを使用するliveをいう観点からの使用法。Brigeの活用あたりが重点的に語られていました。内容はDTPTransitの中で記事になっているものがほとんどだったので興味あるかたは見にいかれるとよいかと。

アピアランスパレットに目玉マークがついたのは素晴らしいですね。ようやくです。

セッションの後質疑応答があったのですが、adobeの岩本氏や鷹野氏の砕けた雰囲気が功を奏したものか、けっこうぶっちゃけなコメント続発。凄い事いっていましたよadobe。「イラレで文字組はするな!」的な(笑 

ついアタシも手を上げて、「ピクセルプレビューで長方形の内側に1pxの線を設定した時にヘンなアンチが出るバグ(長」について聞いちゃいました。 出るんです。四角形の上辺の下にだけ影が。しかも0.9pxにすると解決したりします。ナニソレw

まぁ、結果直ってなかったですが。

adobeの岩本氏が「ユーザーフォーラムに書き込んでいただけると〜」とウェブサイトのアピールなすってましたけど。内側外側設定実装直後から書き込んでますともよw 

本当は「複数アートボードの時、定規はどうなるか」とか「グラデーションのクリックで開始点変更はそのままなのか」とか聞きたい事はいろいろあったし、もっと有用な質問もあったハズなのに。他の参加者の方すみませんでしたよ。

写真は戦利品(質問者に配られた アドビ謹製ミントケースですv